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山のぼり 2013 夏

山

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白 馬 岳
- SHIROUMA DAKE -
 
長野県と富山県の県境に位置する白馬(しろうま)岳。
標高2,932m、南北にのびるこの連峰は
山頂を含む700mの地帯に県境が設定されていません。
 
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白馬岳山頂の東手(右側)の稜は、冬の膨大な雪量に加え
周囲の山々の雪崩が集積するため 「雪渓」 が出来上がります。
なんと白馬の雪渓は日本最大!
(雪渓とは、夏でも解けずに残った雪で埋もれた谷のことです)
今回は夏の登山ですが、雪も見られて景色も楽しめそう。

それでは、登山部のみなさんと白馬岳に出発しましょう!
 

 
今回の登山コースはこちら↓
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ルート (1日目)  猿蔵出発 → 白馬尻小屋 → 大雪渓 → 葱平 → 白馬山荘 (泊)
ルート (2日目)  白馬山荘 → 白馬岳山頂 → 杓子岳 → 鑓ケ岳 → 鑓温泉小屋 (泊)
ルート (3日目)  鑓温泉小屋 → 落石沢 → 小日向コル → 猿倉 → 帰宅
 
 

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< ルート A >
 

  
鹿骨を朝1:30に出発。
朝6:00に「猿倉」に到着しました。
猿倉駐車場で3日間車を停めます。

さぁ、登山の身支度をしましょうか。
お天気にも恵まれましたね^^

 

 

 

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白馬岳は、「はくば岳」でなくて
「しろうま岳」 と呼ばれます。
白馬はその昔 「代馬」 という漢字だったそう。
それが 代馬→白馬 に改名されました。
(つまり 「しろうま」 が本来の正しい呼び方なのですね)

それでは白馬岳へ出発!

 

まずは「白馬大雪渓」を目指します。
所要時間はおよそ1時間の予定です。

 

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白馬大雪渓まではトレッキング(山歩き)コースが
続きます。その先から、山岳の装備と知識が必要
な登山コースへ。
身体を慣らしながら足を進めて行きましょう。

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登山デビューのE君!頑張って^^

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山の緑と空の青が何とも素晴らしい景色です。
このままお天気が続きますように。

AM8:00
出発から ちょうど1時間で
「白馬尻小屋」に到着しました。

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ここから先は大雪渓。
夏でも解けない雪に覆われています。
暑いのかな。 寒いのかな。

それにしても、この雪の厚さにビックリ。
ものすごい急斜面ですよ。

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足を滑らせないよう バランスを取り取り。
ストックを使って ザクザクと登ります。

随分登ってきました。

この先は雲ったモヤの中を歩きます。
(まだまだ元気そう) 

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← わぁ。雪渓の怖さがわかります @@ !!

雪に覆われた谷。
知らずに足を踏み入れると、足元が崩れ
下に落ちてしまう危険も。

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雪解けの石清水でワイルドにクールダウン。

 

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コップを使わず直接飲んじゃう。 ワイルドだから

 

ちょっとの休息で涼を取り、
登山部一行は さらにまた先へ先へ。

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葱平を通過し「岩室跡」までやってきました。

← 登山道の修理道具が置いてあるのを発見。
登山者が安全に山に登れるよう、日々管理して
下さる存在があります。

 

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落石防止の網にかかった石の数々! 安全にくくられています

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時刻は12:30。
登り始めてから5時間半が経過しました。

いよいよ山の男 お楽しみの
ランチタイムです!

今日の自炊メニューはなんでしょう ^^

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体力の消耗も激しいので
しっかりと温かいものを食べます。

山で食べると美味しさも倍増ですね!
あれれ。 少し浮かない顔ですよ (笑)

自炊のゴハンがイマイチだったかな?
あるいはさっきワイルドに飲んだ
川の水が原因なのでしょうか。

(・・・ま、そんなこともワイルドなので気にしません)

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石の標識に名前が表示された
「お花畑」さんのおうちがありました。

( かわいい ^ ^ )

 

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登山者を無償で癒やすお花たち

 

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よく見ると色とりどりで

本当にキレイ!

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岩の隙間からも 力強く繊細に

 

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あたり一面に咲きほころびます

 

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さらに歩みを進めること 標高2,333M。
ここからは白馬山国有林エリア。
かなりの雲が立ち込めています。

ライチョウに出逢えるかな。
警戒心の強いライチョウですので
会えるかどうかは運だめし。

 

 

時刻は14:40

村営の白馬岳頂上宿舎までやって来ました。
でも今日のゴールは、ここではなく
この先もうちょっと行った「白馬山荘」までです。

あともう少し頑張って下さい!

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写真中央かすかに見えるのが今日の宿泊施設です

 

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よいしょ。 よいしょ。 あと少し。

 

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やったー!!
到着ダヨ~~~~~



白馬岳山荘着 16:00。
スタートから実に9時間です。
とにもかくにも やっぱりコレ。

到着してすぐの祝杯です。

お疲れ様でした!

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さて。やっと喉が潤ったところで
「白馬山荘」 の紹介です。

百年史が飾ってありますよ。
とても古くからあるのですね。

 

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どなたのサインでしょう。
著名人も入山されています。

18:00 山荘での夕飯です。

雨風をしのげる室内で
テーブルとイスでいただく温かいごはん。

普段の生活では当たり前の光景ですが
山では当たり前ではないことを再認識できます。
感謝 感謝 

 

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真夜中に目を覚ますと、
遮るものが何もない空に 大きな月が
ぽっかり浮かんでいました。

 

 

 

 

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< ルート B >
 
 

2日目の早朝   5:30

朝ごはんの前に山荘を出発し
白馬岳 山頂を目指します。

 

 

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スタートして程なくしたところに
「松沢貞逸」氏の記念石碑がありました。

松沢貞逸氏は、
日本で最初の営業山小屋(白馬山荘)を創設。
近代登山の発展に尽力されたそうです。

 

 

深いもやに包まれます。

太陽もガスでよく見えません。

朝なのか 夜なのか ここはどこなのか・・・

なんとも幻想的な世界です。

 

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あっ。ライチョウ! (高山に生息し、深い霧が晴れるほんの一瞬にしか姿を現しません) ラッキー!

 

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白馬岳山頂に到着しました。

 

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標高 2932.2mの山頂で記念写真^^

 

 

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6:30 白馬山荘に戻って来ました。
朝ごはんをいただきます。

みなさん おなかペコペコでしょ。

朝食でしっかりお腹を満たしたところで出発。
今日は「杓子岳」 「鑓ケ岳」を目指します。


現時点で標高2700m。
すでに眺めは絶景です! 

 

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白馬岳・杓子岳・鑓ケ岳は、
白馬を代表する山として
「白馬三山」 と呼ばれています。

 

 

 

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眼前に広がる大パノラマ。 

 

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AM8:10 杓子岳 山頂に到着。

 

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標高2,812m。天候にも恵まれサイコーの気分です

 

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山頂でゆっくりする間もなく歩みを進めます。

 

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さらに標高が高くなってきましたよ。

 

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AM10:00 白馬鑓ヶ岳 山頂に到着

 

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鑓ケ岳は 標高2,903m

 

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山の男たちはここでお湯を沸かし、至福のコーヒータイムです。

 

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 リュックに入れていた食料やお菓子の袋がこんなにパンパンに。 風船みたい

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AM11:00 鑓ケ岳分岐に来ました。
今日の宿は 「鑓温泉小屋」 です。

ここから2時間位・・・かな。 

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山の植物たちを楽しみながら進みます。

ワーク衡業 登山部メンバーは、
山の草花に詳しい者が揃っています^^

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「ちんぐるま」 花が終わったあとの綿毛です。
タンポポみたいに、

ふわふわと風が種を運びます。

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山では 注意の看板を
見落としてはいけません。

 

 

 

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ほぼ直角のハシゴ。 補助鎖があっても危険です

 

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おー デンジャラス (笑)

 

まずは「白馬大雪渓」を目指します。
所要時間はおよそ1時間の予定です。

 

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登山者に嬉しい足湯。
標高2,100mから湧く温泉とはスゴイ!

歩き続けて 棒になった足が
みるみる癒されます。

ご年配の登山者さんもいらっしゃいました。
みなさん健脚です (脱帽)

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登山中は入浴もままならないのに、温泉に浸かれるなんて(嬉)

 

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感無量の眺め・・・

 

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2日目の夕飯です。

お風呂もゆっくり入れたし
もうお腹ペコペコ!

 

 

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< ルート C >
 

  
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AM 5:20 朝風呂に入ります。

もう言葉はいりませんね (笑)

 

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各自 自分で使ったお布団を畳み

 

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食後、身支度を整えます。

 

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 登山では鉄則!

 

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さぁ いよいよ最終日。 出発しましょうか。

 

遠巻きに 白馬鑓温泉小屋を1枚パチリ

確かにここは
もうお風呂に入って過ごすしかない
と いった風体の山小屋です ^^ 

 

 

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入山3日目の最終ルートは
沢を抜けて、小日向コルを通り、
スタート地点の猿倉を目指します。

 

ここにもかなりの雪渓がありました。
みなさん足を取られないように
気を付けて下さい! 

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青々と生い茂る草木に雪が見える景色。一興

 

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「ハクサンシャジン」 が愛らしく咲いていますよ。

 

AM 8:30 小日向コル まで来ました。

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沢の水を頭からかぶります。

 

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やっぱり ワイルド。

 

 07_tozan5_haku099 昨日とは打って変わった穏やかな景色。

でも、足元はチョット悪そうです。
AM 9:30 猿倉までもう少し 

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入山時にあった看板が見えてきました!
AM9:50 無事に下山

スタート地点の猿倉まで戻って来ました。

ポーズも山男らしくキマってますよ!


みなさん 本当にお疲れ様でした。

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山岳をいくつも越えてきた
山男の登山靴もこの通り。

さぁ、東京に戻りましょう。

猿倉の駐車場に停めていた便利な乗り物
(自家用車)と数日ぶりの再会です ^o^

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八方尾根の田舎料理 名物 『八方温泉うどん おひょっくり』

お風呂でサッパリした後、
白馬村に立ち寄りお昼を取ります。

白馬八方温泉水で練り上げた
ツルツルのおうどんと「おひょっくり」の
セットをいただきます。

『おひょっくり』はこちら
 
登山部のみなさん 本当にお疲れ様でした!

<山のぼり 2013 夏 おしまい>

2013年08月28日