はかりのレスキュー隊 株式会社 ワーク衡業 WORKSCALE CO.,LTD メニュー お問い合わせ
0120-809-994
営業時間
8:30~17:30
お問い合わせ

研修旅行 2009 -タイ編-

 
thai_toplogo001
 
2009年。 今年も海外研修のシーズンがやってまいりました。
前回は中国北京でしたが、今回の行先はタイ 正式名称「タイ王国」です。
エキゾチックな3日間になりそうですね!
 

さて、まずはタイ王国の概要から。
一年中半袖で過ごせるタイの気候は、雨期・乾期・暑期があります。
ただでさえ暑そうな国に、改めて「暑期」があるなんて
本当に暑そうです(笑)
thai_map001
 タイ王国は日本の天皇家と同じく、近代化を推し進めて
19世紀の動乱を生き残ったアジアの王朝です。

王国の起源は13世紀のスコータイ王朝から。 アユタヤ朝、
トンブリー朝と推移し、現在はチャクリー王朝の「ラーマ9世」が君臨中。
難しそうな世界史はサササっと行きましょう。
 


映画 『王様と私』 で有名になったのは、今から四代前のラーマ5世と
その教育係として雇用されたイギリス婦人アンナとのお話です。


さて首都「バンコク」
この名は、実は愛称なんですって。 正式名称は・・・ というと
なんと長すぎて国民でも覚えられないそう(笑)
突っ込みどころ満載ですが、コレ本当なんです。


そんなユニークなタイ。 仏教を深く崇拝している国としても有名で、
国民の多くは仏教精神から「人のために尽くす」を美徳としています。


では、仏教寺院観光と甘くてスパイシーなタイ料理を堪能しに行きましょう!



 

thai001

 

@成田空港にて
今回は夜のフライトです。
出発前にビールでカンパイしましょうか。

バンコクまで飛行時間は 7時間強程。
機内でぐっすり眠れるかな。
 

無事にバンコクに到着。
街中では、おなじみのタイのタクシー
『トゥクトゥク』 が一番に目に飛び込みます。

バンコク市内にはBTSという高架鉄道が
通っているのですが、庶民の足となるには少々
値段がお高いとのこと。

移動手段で庶民に一番の人気はバスだそうです。

 thai002

 

thai003

 

目を疑うような景色に慌てて1枚パチリ。

大きな港の隅で、船がこんな状態に!
聞くと、これは事故ではなく、
ごく普通に”放置”されているだけとのこと。
日本では考えられませんね。

不況で引き上げる費用がないのでしょうか。
お国柄なのでしょうか。

これから水上バスで川を移動します。
滞在中は度々水路を渡ることになり
タイの文化を堪能できそう。

決して大きいとは言えない水上バスに
シートがぎゅうぎゅうに設置されています。 

 thai004

 

thai005a

 

見事な建造物は、バンコクの観光の目玉
「暁の寺」こと「ワット・アルンラーチャワラーラーム」。
建立時期は定かではありませんが18世紀中頃に
現在の姿になったと言われています。
ストゥーパ(仏舎利塔)の周囲には、たくさんの
オブジェと文様が飾られています。

 

 thai005

モザイク柄に陶器の破片などを使用。 一つ一つが見事です

 


 

thai006 

 

 thai007

 

 thai008

またまた水上を移動します

 


 

 

さて、お次の訪問先は、王宮寺院
ワット・シーラッタナーサーサーダーラーム(長っ)。
ここを見ずしてバンコクは語れません。

通称「プラ・ケーオ(エメラルド寺院)」と呼ばれ
エメラルド仏が収められています。

また、ここは寺院でありながら王宮の寺院なので
僧侶がいません。 不思議な気もしますが大変興味
深いですね。 では、いってみましょう!

 

 thai014

 

 


 

 

thai010

門番のヤック(鬼)。
悪魔から寺を守っています。

 thai011

入場料はタイ人は無料、 外国人は250バーツ。
そして入場の際には 厳しい服装チェックがあります。

由緒正しき王宮の敷地に入るので
サンダル履きや、ショートパンツ、
タンクトップなど、露出度の高い
服では入場できません。

 

服装チェックでNGとされた方の
   ために、服の貸出しがあります。

 

厳しいけど親切(笑) これが規律というもの

 


 

 

thai012

回廊に描かれた 『ラーマキエン物語』
王妃を救う物語です。 テーマは「勇気・誠実・忠実」

 

 thai013

偶然にも回廊絵画は一部修復中。

 

thai014 

 

水上バスからも良く見えた黄金の建物。
ここは、お釈迦様の遺骨(仏舎利)が収められて
いる仏塔です。 アユタヤという所にある仏塔を
真似てラーマ4世が作らせたそう。

その右のドンガリ屋根は、「プラモンドップ」と呼ばれ
大事な法典が収められています。

いよいよメインの本堂へ。
なんとも豪華絢爛。 きらびやかです。

タイ王国で最も尊く、最古の仏像と言われる
「エメラルド仏」が、この本堂に鎮座します。

ご本堂はとても厳かな場所なので、
入堂の際には靴を脱がなければなりません。
もちろんサングラスや帽子もNGですよ。 

 

 thai015

 

thai016

 

 

ご本堂の中は撮影禁止の為、写真はここまで。
エメラルド仏様はお見せできません。ザンネ~ン(笑)

このエメラルド仏はその尊さゆえ、現在に至るまで
数奇な運命をたどり、 あちらこちらを彷徨った末に
この寺院に安置されたそう。

ラエメラルド仏を生で見たスタッフの感想は 「美しい緑の小柄な仏像」
とのこと。 タイ国のお宝と聞いていたので、勝手に大きなお姿を
想像しておりました。 (ご身長は66㎝だそうですよ)

 

thai017

『チャクリー宮殿』。王宮の寺院なので、

寺院内に「宮殿」が。
と言っても現在のラーマ9世はここに住んではいないそう。

 

 thai018

王宮の衛兵交代に遭遇しました。

ラッキー! (でも・・・
灼熱のタイで、しかも王のいない宮殿で、この服装は大変そう)

 

タイと言えば象!
タイ国では、昔から象を神聖視していて
特に「白い象」は一般の象と区別して
なんと象に官位まで与えたそう。

 

さらにビックリするのは、
タイ国には現在も「象法」という法律があり
白象と認められた象は国王に献上するルールが。
献上した飼い主は、国王に面会できる上
多額の報償と名誉が与えられるそうデス。

 thai019

昔(1855-1916)のタイの国旗には白象が描かれていました

 

 


 

 

thai020

いよいよお待ちかねのランチタイムです

 thai021

あれれ?ビールの量がディナー並み

 thai022

さて、タイ本場のお味はどうですか?

 


 

 

バスの中からバンコクの街並みを眺めます。 通りに並ぶ屋台、びっしり並ぶトタン屋根。 どこか懐かしい景色です。 

thai023

 

 thai024

 

 thai025

 

thai028

 thai026

 thai027

 


 

 

観光者には有名な「MAMBO」へやってきました

thai029

 

ここは本格的なショーを楽しみながらお食事が出来るレストラン

 thai030

ここのウリは、かなりレベルの高いニューハーフショー(笑)
子供からお年寄りまで、国籍を問わず誰でも楽しめる
タイでも有名なエンターテイメントです。

 


 

 

thai031 

 タイのビール SINGHA

 thai032

テーブルいっぱいのお料理

 thai033

色とりどりは、スープかな。カレーかな。

 


 

thai034

 照明が落ちて見えずらいのですが、タイ料理の数々。

 

 thai036

照明が落ちて見えずらいのですが、タイ料理の数々。

 

thai035

 

食事が終わると 記念写真のサービス(嬉)

タイの挨拶は、手を胸の前で合掌し「サワディー・カー」。
その時チョットお辞儀をするところなんかも
日本人は親しみを感じます。 (合掌のポーズは相手に
感謝と敬意を払っているところから来ているそう)

それにしても、ここがニューハーフショーの
レストランだと知らなければ、彼女たち(彼たち?)
が男性とは全く気づきません。美しい

翌朝・・・

ホテルからバスで移動し、今日は
タイ名物「水上マーケット」を観光します。

バンコクは"水の都"と呼ばれ
交通の手段も陸路より水路が盛んな都市。
市民の台所「市場」も水上で発達。

 thai037

 

thai038

車窓からの景色。 (・・・ん? これなんだろう?)

 

 thai039

わお!ココナッツの捨て殻が無造作に。 山盛りです。

 

thai040

 

それにしても、タイ語の文字は独特なので、
看板を見てもなんて書いてあるのか全く
想像がつきません。


いよいよ水上マーケットに到着ですよ。

thai041

まずはココナッツ工場見学。 あたり一面に甘い香り
が漂います。 (匂いはお届けできなくて残念・・・)^^

 

 thai042

ここではココナッツ砂糖を作っているようです。
絞ったココナッツ果汁を強火で煮詰め冷やします。

 

thai043

水瓶。工場で使用するお水!? 衛生面が心配ですが…

 

 thai044

失礼なこと言ってスミマセン。 トイレ用のお水でした。

 

thai045

 さぁ。 いよいよ水上マーケットに

 

 thai046

一仕事を終えたのかな。 船着場のおじさんたち。

 

thai047

気づけば隣をスィーっと。 おばさん軽食を売ってます

 

 thai048

こちらは果物がいっぱい

 

 

thai049

獲れたての新鮮ココナッツはミドリ色

 

 

 thai050

タコさんみたい。

すごく甘そうですね!

 

 thai051

赤い実に緑のモサモサが生えた

「ランブータン」

 

thai052

I氏がマンゴスチンを買いました。
(奥に見えるのは

ドリアンの切り売りです)

 thai053

正しく計量できてるかな。
ハカリの点検はワーク衡業に

おまかせ下さ~い

 thai054

かわいい!! お皿が葉っぱだ~

 

 

 

 


 

thai055

みんなでココナッツを買いました。 ココナッツって
「椰子の実」の事。 無人島とセットで出てくるアレです

 

 thai056

ちなみにココナッツ1個が20バーツ。 日本円だと
1バーツが3円チョイなので、65円程のお値段です

 

thai057

「お味はどうですか~」と聞こうと思いましたが
この顔でわかりますね。 スミマセン(笑)

 

 thai058

味は淡く、 しかもたっぷり入っている
ので水分補給に最適です。水筒みたい

 

thai059

何気ない田舎の風景。 ここは塩を作る「塩田」です

 

 thai060

塩はこんな大きな袋に詰められ 売られています

 

 


 

 

thai_map002

さて、午後は
バンコクより北方の
「アユタヤ」を観光します。

かつて旧王朝時代に首都
だったアユタヤは遺跡が
多く、世界遺産に登録
された町。 実は日本人にも
ゆかりのある土地なんです。

 

 thai061

 


 

 

「バンパイン離宮」
アユタヤは バンコクより北
にあるため比較的涼しく
バンパイン離宮は歴代の国王
が避暑地として利用したそう。

写真右の見晴台は、ポルトガル
様式の天文台。 ラーマ4世が
ここで天体観察をしました。 

 thai062

「バンパイン離宮」 現在も迎賓館として

使用されるそう。

 thai065

見晴台の

「ホー・ウィトゥーン・タッサナー」

 


 

 

thai063

 

なぜアユタヤが日本人にゆかりがあるかと言うと
実はここに、かつて日本人町があったそう。

主君などを失った浪人や、貿易で商売を営む商人が
アユタヤに渡り、 最盛期には2000人前後の
日本人が住んでいたそうです。 驚きですね

山田長政氏が当時の日本人町の町長さん

 

で、その山田長政さんはこちら。
銅像になる程のお人です。

彼は1612年に長崎から朱印船でシャム(タイ)に渡り
日本人の傭兵(ヨウヘイ)隊に加わりました。
(傭兵とは雇われて戦う兵隊さんの事です)
そこで山田長政はスペイン艦隊による侵略から
タイを守り大活躍! その功績を称えられ
時の国王から官位まで授かったそうですよ。
(1630年没)

 

 thai064

 

thai066

 

thai068

 

 thai067

 

thai072

そうだコレですよコレ。 タイと言えばやっぱり象様!

 

 thai073

この階段を上がって象の背中に乗るようです

 

thai070

 うまく乗れたかな。 改めて象は大きい

 

thai071a

乗ったとたんに王様のような態度です(笑)

 

 thai069

離して~! (笑ってますが内心かなり焦ってマス)

thai074

 

ここアユタヤ歴史公園が世界遺産に登録
されたのは1991年の事。

1767年、アユタヤはビルマ(ミャンマー)の
攻撃で壊滅。 石像や寺院などの建造物は
徹底的に破壊されました。

そんな遺跡の一つ
仏塔「ワット・プラシー・サンペット」の前にて。

伝説によれば、アユタヤ王朝の創設者(1351-69)
ラーマーティボディー1世によって建立。
次王がこの地に移築したのちに、王専用の
仏教儀式の場となった最も重要な寺院です。

 

 thai075

thai076 

 

ビルマ軍に壊滅された仏像たちのほとんどに
頭や手がありません。

仏像の手は金で装飾され、また頭部には黄金が
埋め込まれていると信じられていたため、
ビルマ兵は手と頭部を集中的に破壊して
持ち帰ったそう。

そして、世界的にも有名なこの菩提樹。
仏頭を抱え込むように育っています。

破壊時に、運よく地中に埋まって
ビルマ軍に持ち去られずに済んだ仏頭が
長年の歳月を経て、菩提樹の成長と共に
地上に現れたものです。

なんとも神秘的

 thai077

 

thai078

 

記念撮影の際は、最大の敬意を払い
仏頭より高い位置に立ってはいけません。

人間の頭が仏頭より必ず低くなるよう、しゃがま
なければならず、仏頭より頭が高くなると
警備員さんに注意されてしまいます。

仏様のお顔立ちは、物悲しげか ほほ笑みか。
見る人によって異なります。

thai079

タイ最後の夕飯。 大皿を取り分けます

 

 thai080

ジャーン!これが王道トムヤムクン。 酸辛スープです

 

いよいよタイともお別れです。
それにしても遺跡のライトアップは
なんとも切なく、幻想的・・・

「静寂」と言う音が存在するような雰囲気です。

重みのある「時」がゆっくり流れる。

 thai081

 

thai082

空港です。
長旅ご苦労様でした。

笑顔いっぱいで帰ってきてくれました!

2009年05月11日