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研修旅行 2019 -マレーシア編-
ワーク衡業の研修旅行の季節が今年もやって来ました! 2019年は 東南アジア 「マレーシア」へ。
今回は羽田空港から3泊4日の日程で出発です
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出発前に、少しだけ予備知識を。 日本からマレーシアまで、直行便で約7時間10分。 首都はクアラルンプール(KL)、その名前の意味は、 マレー語で「泥(ルンプル)の 合流する場所(クアラ)」。 ゴンバック川とクラン川の合流点なのが由来だそう。
マレーシアは、半島(マレー半島側)と島(ボルネオ島側) に分かれ、海を隔てて位置しています。人口の80%は マレー半島側に居住。一方のボルネオ島側には 「オラン・アスリ」と呼ばれる先住民(マレー半島に マレー人がやってくるずっと前から暮らしている先住民) が多く居住しています。
陸路のシルクロード・航路のマラッカ海峡 と言われる程、 海の道として要であったマラッカ。交易を目論む諸外国 にとって垂涎のポイントだったので占領の標的とされました。
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数世紀にわたり外国に支配され、 ポルトガルやオランダ、イギリス、 そして第二次世界大戦では日本も この国を占領した歴史があります。
そんな背景を念頭に入れ、しっかりと マレーシアを肌で感じて来ましょう! |
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★マレーシアのほとんどのトイレにトイレットペーパーがありません!ティッシュを忘れずに持って行って下さ~い (^ワ^)★ |
さて、今回は羽田空港から出発です |
23:45発のクアラルンプール行き |
時間まで少し空港内を散策しましょう |
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搭乗前に腹ごしらえ からの~ | ~ひと眠り ( 深夜のフライトは眠い) | 機内はギッシリ。マレーシア大人気! |
まずはコレ。 乾杯~! | 離陸して2時間。機内食タイム | 往路は「照り焼きチキン」です |
クアラルンプール空港に到着してすぐに | バスでマラッカに向かいます。 | 車窓からの景色。緑がいっぱい! |
クアラルンプールからマラッカの移動は 高速道路で2時間。途中ドライブインに 立ち寄って休憩します。 ここで少し小腹を満たしましょう。
どんな食べ物があるのか楽しみです。
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ドライブインの中は広々しています。色んな方がいらっしゃいますね。 |
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パンのような パイのような |
中身はこんな感じ(^-^)美味しそう |
これはパスタ?何味でしょうか |
バスに戻る前にお買い物。 飲み水は必需品ですからね |
こんな近くに!しかもお菓子食べてます。 ペットかな と思いきや・・・ |
痩せているので野生のおサルさんだそう
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さて、一番最初の観光スポット「海峡モスク」に到着しました |
モスクとはイスラム教の礼拝堂のこと。
礼拝所以外なら、イスラム教の信者 でなくても基本的に見学ができます。 |
海峡モスクは「水に浮かぶモスク」としてその美しさが マラッカの名所に。特に日没の時刻は絶景だそうです。
(ボーッとする海峡モスク)
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いえいえボーッとしていません。海峡モスクはこっち! |
お手洗いは靴を脱いで入ります |
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正装していても子供は無邪気 |
お次はジョンカー通りにやって来ました |
ここはマラッカのチャイナタウンで |
地元の人もご飯を食べに集うエリアです |
★ニョニャ料理とは★ マレー伝統のお料理のこと。 15世紀後半からマレーシアに移住した 中華系の移民男性と現地マレー女性と の間に生まれた混血の子孫たちを総称 してプラナカンと呼びます。 プラナカンの男の子がババ・女の子が ニョニャ。現在はババは祖父母の敬称 としてのみ使われています。 |
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ランチタイムにニョニャ料理を頂きます |
(余談ですが 霊能力者サイババさんのババもこの語源) |
見た目は中華。だけどとても優しいお味! |
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マレーシア最古の中国寺院 チェン・フン・テン「青雲亭」 |
本堂屋根の装飾の美しさから 観光客が絶えません |
名物の人力車「トライショー」は派手な うえに大音量!(乗車に勇気が必要デス) |
日本にはあまり馴染みがありませんが ゲストハウスがあちこちたくさん! |
ゲストハウスとは食事ナシの安価な 宿泊施設のこと。そのお値段は→ |
相部屋 約500円・シングル 約800円/1泊 ぐらいでしょうか(RM1=約27.5円デス) |
マラッカ川。綺麗に整備された川沿いに 古い邸宅やカフェが並びます |
目を引く壁画。描いたのは学生たち。 マレーシアの歴史が表現されてるそう |
マラッカ川にはこんな生き物も。 日本でコレが現れたら腰抜ける~ |
町のシンボル的存在で、世界遺産でもある「オランダ広場」にやって来ました。 ここはマラッカ観光の起点。ノスタルジックな世界が広がります。
オランダ広場正面に位置する「ムラカ・キリスト教会」は1753年にオランダ 人によって建立。保存状態がよく建築当時の造作のいくつかが今も残ります。
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1650年建立の「スタダイス」。現在は 歴史・民族博物館や文学館などが併設し 毎日たくさんの観光客が訪れます。
ムラカ・キリスト教会。現在でもマラッカ 在住のキリスト教徒のミサが開かれます。 |
お次は「セイントポール教会」ここは 日本でも有名な宣教師ザビエルの遺骨が 9ケ月間安置された教会。銅像のザビエル さんは、ナント頭がハゲていないうえに 右手がありません。 |
像の右手については諸説あり。死後50年 ザビエルの右手は切ってローマの教会で 安置される事になりました。その後偶然か 落雷で倒れた楠の木がこのザビエル像に 当たって腕が落ちたという説。 |
当時教会のメインホールだったあたりは 今は壁を残すのみ。カソリック教会に プロテスタント派の墓石が並ぶ。
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IHSはイエズス会のロゴマーク。 ここはまさにザビエルさんが安置されて いた場所だそう。今はお賽銭箱に。
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金網の中にはもう一枚網が張られ、 コインがどこにも触れず下に落とせる といい事が。うまく落とせたかな。
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教会からすぐの「サンチャゴ砦」 |
サンチャゴ砦の前に飾られる大砲は、1511年オランダ軍との戦いに 備えるためにポルトガル軍によって作られたもの。
1511年からポルトガル、1641年からオランダ、1795年からイギリスの占領下に おかれたマラッカ。マラッカ海峡から攻め入る敵の侵略に備え4か所の砦が ありました。でも残っているのは、現在この「サンチャゴ砦」のみ。 マラッカの歴史はまさに支配の歴史と言っても過言ではありません。
それぞれに思うものを心に残し、クアラルンプールへ戻ります。 |
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町はあちこち建設ラッシュ |
交番。可愛らしい ! |
銀行の前では市民デモが |
クアラルンプールに戻ってきました |
夕食に「スチームボート」を頂きます |
今晩のビールはチンタオビール |
スチームボートは「マレー風よせ鍋」の事。 鍋がマレーのソウルフードとは意外ですね |
見て下さい。新鮮な海鮮や野菜の具材が たっぷり盛りだくさん。 |
鍋奉行の日本人も唸る美味しさ。 ピリ辛のタレで頂きます |
宿泊先は ミカサオールスイートホテル 368-B, Jalan Tun Razak
噂には聞いていましたが、 予想を上回る素晴らしい雰囲気 テンションがあがります
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今回はクアラルンプールの中心部で宿泊 |
4月じゃチョット入れないけどプールも! |
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わお!広くてゴージャス。やっほ~ みんな大喜び! |
さすがオールスイートを名乗るホテル。 キッチンまでついています。 |
(だけど、ワークのメンバーで この シャワールームはどうなの) |
少しドキドキしながら夜の街へ。
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「ツインタワー」かつては世界一の高さ。 日本と韓国の建築会社が建造しました
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こちらは街のシンボル「KLタワー」 上層部がドーム型の通信タワーです。
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KLタワーのライトアップ。色の変化がとても華やか! |
ひと昔前は投入したコインを 直にプレスするものでしたが |
今はお金を入れると別のコインが 出てきてそれをプレスします。 |
ゲストハウスのユニークな看板。 やっぱりこのポーズで撮らないとね |
お次は「ペダリングストリート」。 チャイナタウンの顔にやって来ました |
見上げると天井にはエキゾチックな赤。 一気にテンションが上がります |
雰囲気のある小道を抜けて
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でも飲み水の購入はコンビニで(笑) |
屋台の街「アロー通り」に来ました。 |
毎晩お祭りのよう。おいしい屋台が並ぶ。 |
部屋に戻って お楽しみの宴会です | ガイドお勧めの手羽先を買って来ました | 屋台の果物は安くていっぱい買えた! |
マンゴスチンは一目瞭然の新鮮さ | 甘酸っぱくてジューシーなライチ | 宴会は夜な夜な続きます(笑) |
おはようございます! | 朝食はしっかり食べなくちゃね | 今日はクアラルンプール観光です |
新王宮前で。感心感心。いつもの体操から始まり | ワーク自慢のKY危険予知。 優秀です(笑) |
国花ハイビスカスが街灯に | 新王宮のエンブレム | 日本でいうところの菊御紋かな |
←ムルデカ・スクエア <独立広場> マレー語で独立を意味するムルデカ。 ここムルデカ・スクエアは1957年に 独立が宣言された歴史的な場所です。 マレーシアの国旗が掲げられている 掲揚搭(写真左)は100mあり、これは 世界一の高さだそう。独立記念日の 式典は毎年ここで行われます。
国家記念碑(写真右) → 独立戦争で命を失ったマレーシア 軍の 兵士をたたえたブロンズ像 |
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歴代首相の肖像画が並ぶ |
国立織物博物館。建築物も見どころです | 歴史博物館で歴史を学びます |
はい!ツインタワー | 街を散策しましょう | (芸能人が密会してるみたい) |
お母さんと一緒にハートのポーズ | ドリアン専門のショーケース | さて、お楽しみのランチです |
今日は飲茶をいただきましょう | 大きな肉まん!生地がフワフワです |
中身は肉感がスゴイ!とっても美味しい |
バトゥ洞窟にやって来ました |
2018年の塗替でカラフルになったそう | でも色とは裏腹になんとも過激な階段です |
振り返ると目がくらむほど急でコワイ | 272段の頂上ではお猿さんがお出迎え | この顔。お猿さん 過労気味 |
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階段を登り切ったその先にバトゥ 洞窟があります。信者は参拝の際 裸足になるので観光客かどうかが すぐわかります。
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洞窟の中は大鍾乳洞。至る所に 祀られているヒンドゥ教の神々。 1~2月頃に開かれる大祭タイプー サムではここが舞台になるそう
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ロイヤルセランゴール社のピューター工場。 シンボルのビールジョッキは世界最大。 |
すずを原材料とする製品がピューター。 160年余の歴史を持つ工場を見学します |
熟練された技術で職人さんが一つ一つ 手仕上げ。 |
手作りの伝統工芸品がたくさん | あ!古いハカリが展示されています。 | ちゃんと動く動く。よかった今も使えそう |
自由時間は電車に乗ってお土産を買いに |
キップの販売機。食べ物が出て来そうです | 目的地までちゃんと買えるかな |
これがマレーシアの電車のキップ
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ピっ、と改札でコインをかざし入場
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駅構内はとってもきれい。ポイ捨ても 飲食も罰金ですから気を付けて |
治安がいいので電車も安心です |
ショッピングセンターに無事到着 |
フルーツ売り場のエリアがこんなに広い |
露店のココナッツジュース屋さん 商品なのか 殻なのか(笑) |
2時間ほどのショッピング。 そろそろおなかも空いてきましたよ |
さぁ 夕飯を食べに行きましょう。 帰りの電車は慣れたもんです。 |
カンパーイ!お酒を飲めるお店に入り ました。マレーシアは宗教の関係上 → |
アルコールを提供しないお店も多いため お酒OKの確認をしてから入店(^O^) |
今日はたくさん歩いて 階段にも上って ビールが格別にオイシイ |
お肉と野菜の炒め物。お酒がすすむ~ | 焼きそばかな | 野菜たっぷりのカレー |
ビールを買い込んで部屋飲み開始~ | お酒を飲まないチームは折り紙に挑戦 | 極小のつるとかぶとが出来ました!お見事 |
おはようございます。いよいよ最終日 | 温かいフォーは朝から身体に優しい | 緑色のドリンク 気になります |
9:00チェックアウトを済ませ出発! | 最終日の観光はプトラジャヤへ | プトラジャヤはマレーシアの行政首都です |
湖のほとりに建つプトラモスク。ピンク色で統一されているので ピンクモスクと呼ばれます。その美しさが観光名所のひとつに。 |
女性はローブを着用しないとモスクに入場できませんが、入口で 貸りられます。貸出用ローブもピンクで女性観光客に大人気。 |
内装はびっしりアラベスク模様が施されています。 これもすべてピンク。その美しさは圧巻です |
イスラム教のモスクの屋根が玉ねぎ型なのは、コーラン(お経)を 響きやすくさせる効果のためだそう。 |
オウムと一緒に記念撮影ができます |
撮影にはお金がかかります |
ここが首相官邸。まるで宮殿のよう |
フルーツ味の緑茶。でも、冒険できずに 普通のライチジュースを買う誰かさん |
よく見ると「売切」や「販売中」の文字。 日本の自販機が海外に渡って大活躍! |
バスに乗りました。車窓の景色を楽しみ ながらKL空港に向かいます |
めざましく発展していく街。なんだか ウォーターフロントはお台場のよう |
マンションかな。洗濯物がちらほら。 上層階に渡り廊下が。 |
あちこちで頭を見せるクレーン。 開発の大波が押し寄せています。 |
KL空港に到着!カウンターはごった返し |
混雑の中にドラちゃんがいました |
美味しそう!出発前に小腹を満たします |
予定通りにクアラルンプール14:15発の フライトに無事に乗れました。ヨカッタ |
復路の機内食は「てりやきサーモン」 すっごくいい匂い! 早くフタ開けて |
甘辛味で調理されたサーモンとお豆腐の ような玉子焼がゴハンの上に乗ってます |
機内販売のお酒。赤ワインとタイガー ビール。ワインはオーストラリア産。 |
こちらは白ワイン。うさぎの耳が愛ら しいジャックラビットという銘柄。 |
食後はすっかりおやすみモード。 帰路は7時間15分のフライトです。 |
22:30到着予定だったのですが、飛行機が羽田に着陸 するやいなや、おでこが前座席にぶつかる程の急停車! ビックリしました。機体に不具合が生じたとの事で、 機内に閉じ込められること さらに1時間。 終電の時間が迫っているのでハラハラです。
深夜の空港で荷物待ちの時間ももどかしく、手荷物を 受け取ると、メンバー同士の挨拶もそこそこに猛ダッシュ。 なんとか終電に滑り込みました。なんて若い!
最後にそんなハプニングがありましたが、飛行中ではなく 着陸してからの不具合で本当に良かったです。 みなさんお疲れさまでした。 |
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<5年後・10年後のマレーシアをみてみたい>
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出発前までは「マレーシアって、何があるのだ?」とみんな思っていました。 少しジャングルっぽい、安全なのかな・・とそんなイメージでした。すみません。 訪れてみると、マレーシアが12年連続で「住みたい国」の1位に輝くのが納得! |
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各地域で建築ラッシュ。あちらこちらでビルや道路がどんどん建設されていて、 まさに急成長中のマレーシア。交通ラッシュの大渋滞でもクラクションが鳴り渡る わけでもなく、お人柄とマナーの良さが伺えます。夜、街を歩いていても恐怖感は なく、人々の表情もおだやか。食べ物も日本人好みの味に近く、私たちがホッとする 居心地の良さを体感しました。4月で30℃越えの気温はとても暑かったけれど、 外国に来たという気負いや違和感がなく、エリアにも依りますが今まで勝手に イメージしていたマレーシアとは大きくかけ離れ、反省することばかりです。
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古くからアジアとヨーロッパを結ぶこの土地は、今もなお 様々な民族や文化で 溢れています。翻弄された歴史の中で、信仰・民族などの壁を越えて穏やかに 共存しているマレーシアの人々。排除ではなく尊重し受け入れてきた国の 成熟さを垣間見ます。首都クアラルンプールの発展は目覚ましく、一極集中を 避けるために首都機能分散を実施。将来設計がしっかりしています。 マレーシアの在り方は今の日本にとっても、何かヒントになる事があるかも 知れません。2019年のワーク衡業の社内研修、学びの多い旅となりました。 |
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<海外研修 2019 -マレーシア編- おしまい>
2019年06月25日